クアッドで扱う懸案 「韓国とも緊密に協力」=訪韓の米国務長官
記事一覧
2021.03.18 14:53
【ソウル聯合ニュース】韓国を訪問している米国のブリンケン国務長官は18日、インド・太平洋地域で中国をけん制するために構成された米国、日本、オーストラリア、インドの4カ国による枠組み「クアッド」に関し、「立場が似ている国の非公式の集まり」だと述べた上で、クアッドで扱うさまざまな懸案について「韓国とも非常に緊密に協力している」と明らかにした。韓米の外交・国防閣僚会議(2プラス2)後の共同記者会見で述べた。
今月12日にオンライン形式で行われたクアッド4カ国による首脳会議では、新型コロナウイルス感染症のワクチン供給、新興技術協力、気候変動への対応などを議論した。こうした懸案を巡り韓国とも協力しているという意味と受け止められる。
韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は、ブリンケン氏の訪韓中にクアッドへの参加を要請されたかどうかを問われると、「参加に対する直接的な議論はなかった」とする一方、「われわれは韓国の新南方政策と米国のインド太平洋戦略をどうバランスよく調整するかについて話し合った」と述べた。新南方政策は東南アジア諸国連合(ASEAN)やインドとの経済協力を深める文在寅(ムン・ジェイン)政権の政策だ。
tnak51@yna.co.kr