ソウル市長選 野党統一候補に呉世勲元市長=与党候補と一騎打ちに
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2021.03.23 15:13
【ソウル聯合ニュース】韓国で4月7日に投開票されるソウル市長選を巡り、保守系最大野党「国民の力」の公認候補、呉世勲(オ・セフン)元ソウル市長が中道系野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表を破って野党陣営の統一候補に選ばれた。両候補側は23日、前日にソウル市民3200人を対象に市長としての適性と競争力を問う世論調査を実施した結果、呉氏が勝利したと共同発表した。
呉氏は発表後に記者会見を開き、「(候補一本化で)政権を審判し、政権交代の道を開くよう命じた市民の命令に必ず従う」と覚悟を語った。
ソウル市長選は革新系与党「共に民主党」候補の朴映宣(パク・ヨンソン)前中小ベンチャー企業部長官と呉氏の事実上の一騎打ちとなる。
呉氏と安氏は公職選挙法に従い正確な得票率を公開しなかったが、接戦になるとの予想に反して呉氏が4ポイント程度の差をつけて勝利したようだ。
2011年、学校給食無料化を巡る住民投票の不成立を受けてソウル市長を辞任した呉氏は会見で「(辞任後の)10年間を重い心情で生きてきた」とし、「私の胸の片隅にある重い塊を取り除き、再び走り出すソウル市として報いることができるよう最後まで応援してほしい」と訴えた。安氏に対しては協力を呼び掛けるとともに、政権交代に向けて意気込みを示した。
安氏は「世論調査の結果をソウル市民の選択として認め、受け入れる」とした上で、「野党の勝利のため、一生懸命に手伝う」と述べた。
選挙運動は25日にスタートする。
kimchiboxs@yna.co.kr
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