首都圏以外の感染者割合上昇 釜山市は防疫対策レベル引き上げへ=韓国
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2021.04.01 14:41
【ソウル聯合ニュース】韓国の首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)以外の地域での新型コロナウイルス感染拡大が目立っているなか、一部の自治体は防疫対策「社会的距離の確保」のレベル引き上げを検討中、または実行予定にしている。現行レベルは首都圏が上から3番目の第2段階、首都圏以外は同4番目の第1.5段階となっている。
政府の中央事故収拾本部の尹泰皓(ユン・テホ)防疫総括班長は1日、南部の釜山市が2日から社会的距離確保のレベルを現行の第1.5段階から第2段階に引き上げると明らかにした。釜山市以外でも、感染者数の多い自治体を中心にレベル引き上げが検討されているという。
最近は首都圏以外の地域での感染拡大が目立っている。尹氏によると、先週の時点では新規感染者のうち首都圏での感染確認が7~8割以上を占め、首都圏以外は3割未満だったが、今週になって首都圏以外の割合が高まっているという。
尹氏はただ、「首都圏もソウル市を中心に感染者数が増えており、全体の(新規)感染者数は減っていない」と伝えた。
政府は社会的距離確保の現行レベルを11日まで維持することにしている。尹氏は、春になって移動量が増えていることや、流行の長期化によるコロナ疲れ、変異株などの影響で感染者数が少しずつ増えているとし、今週の感染状況を見ながら11日以降のレベル調整を議論する予定だと説明した。
tnak51@yna.co.kr
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