文大統領 ソウル・釜山市長選などの投票と防疫徹底呼び掛け
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は5日の首席秘書官・補佐官会議で、7日に投開票される再・補欠選について、「投票に参加しながらも防疫措置を徹底してほしい」と呼び掛けた。
今回の選挙はソウル市長選と釜山市長選を含め、21の再・補欠選が3459の投票所で実施される。
一方、新型コロナウイルス対応に関しては、防疫を妨害する行為と防疫ルール違反について容赦しないとの原則を厳しく適用すると表明。「欧州が再び封鎖措置を取っている。韓国も連日のように500人台の感染者発生が続き、懸念が大きい」とし、非常に警戒すべき状況であることを強調した。
ワクチンの供給については、「生産国が輸出制限を強化し、需給の不安定さが増している」として、上半期に1200万人に接種し、11月までに集団免疫を獲得する目標を達成するため総力を挙げる方針を示した。
また、すでに確保したワクチンは計画より速い速度で接種するとし、「1回の接種でも予防効果が大きいことが確認された。1回目の接種者数を最大限拡大する」と明らかにした。
その上で、「いかなる場合も需給に支障が出ないよう、政府を挙げて努力する」とし、「契約している量の早期導入と追加確保に努力する。国民も(ワクチンの)安全性を信じ、接種に積極的に参加してほしい」と求めた。
経済問題に関しては、「各指標が確実な回復の道に入っていることを示している」とし、「直ちに国民の生活が良くなるわけではないが、反騰の流れがつくられて幸い」と評価。「産業全般に温かい機運が流れている」との認識を示し、「雇用創出を最優先し、包容的な回復に力を集中する」と強調した。とりわけ、「企業との意思疎通と協力を強化する」として、企業活動の支援と規制革新を急ぐよう指示した。
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