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韓国の新規コロナ感染者 6日ぶり600人下回る=検査件数減少で

記事一覧 2021.04.26 10:46

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は26日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から500人増え、累計11万9387人になったと発表した。市中感染が469人、海外からの入国者の感染が31人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(644人)に比べ144人減り、20日(549人)以来6日ぶりに600人を下回った。平日より検査件数が減ったため新規感染者数が減少したとみられる。

ソウル駅の広場に設置された新型コロナウイルスの臨時検査所で父親の膝に乗せられて検査を受ける子ども=25日、ソウル(聯合ニュース)

ソウル駅の広場に設置された新型コロナウイルスの臨時検査所で父親の膝に乗せられて検査を受ける子ども=25日、ソウル(聯合ニュース)

 感染は首都圏と釜山市、蔚山市、慶尚南道を中心に拡大傾向にあり、感染者数は再び増加する可能性が高い。

 政府は現行の防疫対策「社会的距離の確保」(首都圏は上から3番目の第2段階、首都圏以外は同4番目の第1.5段階)が終了する来月2日までの1週間を「特別防疫管理週間」と定め、各分野の防疫を強化することを決めた。公共機関では、会食や集まりなどが禁じられるとともに在宅勤務・時差出勤が拡大された。

 新たに確認された市中感染者469人を地域別にみると、ソウル市が152人、京畿道が147人、仁川市が13人で、首都圏が計312人と全体の66.5%を占めた。

 首都圏以外の地域では慶尚南道が29人、慶尚北道が24人、釜山市が23人、忠清北道が16人、光州市が15人、蔚山市が13人、江原道が12人、大邱市と忠清南道がそれぞれ7人、全羅北道が5人、大田市が4人、世宗市と済州道がそれぞれ1人だった。

ソウル市内の保健所に設置された専用診療所で検査の順番を待つ市民ら=25日、ソウル(聯合ニュース)

ソウル市内の保健所に設置された専用診療所で検査の順番を待つ市民ら=25日、ソウル(聯合ニュース)

 主な感染事例をみると、ソウル市内のダンス教室で計18人の感染が確認され、京畿道河南市の飲食店でもこれまでに28人の感染が判明した。

 また、慶尚南道晋州市の遊興酒店(クラブなど)に関連して17人の感染者が発生したほか、先ごろ韓国海軍の艦艇で発生した集団感染では感染者が34人に増えた。

 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは31人だった。このうち21人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの10人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

 死者は前日から4人増えて計1817人となった。韓国国内の平均致死率は1.52%。重篤・重症患者は前日から4人減り、132人となっている。

 25日の検査件数は1万8188件で、前の日に比べ3680件少なかった。直前の平日だった23日に比べると3万1205件少ない。

仁川国際空港の入国ロビー=(聯合ニュース)

仁川国際空港の入国ロビー=(聯合ニュース)

ynhrm@yna.co.kr

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