周辺海域の放射能濃度 調査増やし情報公開拡大へ=韓国
記事一覧
2021.04.26 16:07
【ソウル聯合ニュース】韓国原子力安全委員会は26日、日本政府が東京電力福島第1原子力発電所の処理済み汚染水を海洋放出する方針を決めたことを受け、今後は韓国の周辺23地点の海水の分析結果を分析後、直ちにホームページで公開すると発表した。
これまでは海水の放射能濃度の監視結果が年1回、報告書として公開されていたため、一般国民が最新の資料を確認するのが難しかった。
同委員会は周辺の海水や海洋環境試料などを採取し、トリチウムやセシウムなどの放射性物質の濃度を調査している。
一部については測定と分析結果の公開回数を拡大する。トリチウムは主な地点6カ所で年4回、セシウムは主な地点6カ所で月1~2回測定した後、分析が終わり次第、結果を公開する。
海水の放射能濃度の分析結果は同委員会のホームページ(www.nssc.go.kr)で確認できる。
同委員会の厳在植(オム・ジェシク)委員長は「日本政府の福島原発汚染水海洋放出と関連し、国民の安全を最優先にし、わが国の周辺の海洋環境に対する監視をさらに強化する」とし、「その結果を国民が簡単に確認できるように情報公開も強化する」と説明した。
yugiri@yna.co.kr