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韓国の新規コロナ感染者再び500人超 流行抑え込みへ今週が分岐点

記事一覧 2021.05.04 10:29

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は4日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から541人増え、累計12万4269人になったと発表した。市中感染が514人、海外からの入国者の感染が27人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(488人)より53人多く、再び500人台となった。600~700人台で推移していた先月28日から今月2日までの5日間に比べると少ないが、これは土日に検査数が減った影響によるもので、感染拡大の勢いが弱まったとは見なせない。

新型コロナウイルスの検査所(資料写真)=(聯合ニュース)

新型コロナウイルスの検査所(資料写真)=(聯合ニュース)

 こどもの日(祝日)や父母の日、釈迦誕生日(祝日)がある5月を迎え各種の集まりや行事が増えるとみられるほか、感染力の強い変異種のウイルスの海外からの流入事例が続いていることから感染者数がさらに増加する恐れがある。

 政府は先週の感染者数が減少傾向を示したとしながら、今週が流行の再拡大と収束を分ける分岐点になるとみて防疫の手綱を引き締めている。

 新たに確認された市中感染者514人を地域別にみると、ソウル市が182人、京畿道が117人、仁川市が12人で、首都圏が計311人と全体の60.5%を占めた。

 首都圏以外の地域では慶尚南道が35人、蔚山市が29人、江原道が22人、慶尚北道と忠清南道がそれぞれ18人、釜山市が16人、大田市が13人、全羅北道が12人、大邱市と全羅南道がそれぞれ9人、済州道が8人、世宗市と忠清北道がそれぞれ5人、光州市が4人だった。

 宗教施設、学校、カラオケボックス、遊興施設(クラブなど)で感染が相次ぎ、ソウル市内の教会(12人)、京畿道安養市の高校(12人)、同市の仏教施設(11人)、慶尚北道亀尾市と漆谷郡のカラオケボックス(11人)、仁川空港(8人)、全羅北道南原市の遊興施設(8人)などで感染者が発生した。 

 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは27人だった。このうち7人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの20人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

 死者は前日から6人増えて計1840人となった。韓国国内の平均致死率は1.48%。重篤・重症患者は前日から2人減り、162人となっている。

 3日の検査件数は4万1829件で、休日だった前の日に比べ2万4737件多かった。

仁川国際空港の検疫カウンター(資料写真)=(聯合ニュース)

仁川国際空港の検疫カウンター(資料写真)=(聯合ニュース)

ynhrm@yna.co.kr

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