Go to Contents Go to Navigation

文大統領「30年までに総合半導体強国に」 企業の後押し約束

記事一覧 2021.05.13 18:52

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日、ソウル南方にあるサムスン電子の平沢事業所で「K(韓国型)半導体戦略」の報告会に出席した。官民が力を合わせた半導体戦略を通じ、グローバルサプライチェーン(国際供給網)再編の荒波を越えるとし、「半導体メモリー世界1位の地位を強固にし、システムLSI(大規模集積回路)でも世界最高になり、2030年までに総合半導体強国になるという目標を必ず成し遂げる」と述べた。

報告会で演説する文大統領=13日、平沢(聯合ニュース)

報告会で演説する文大統領=13日、平沢(聯合ニュース)

 文大統領は「追撃型経済」から「先導型経済」への転換を目標に、次世代自動車、バイオ、システムLSIを3大重点産業に選定した。半導体関連の現場視察は2019年4月以来で、今回が5回目。 

 文大統領は「われわれが進まなければならない方向は明らかだ」とし、「外部の衝撃に揺らぐことのない先制的な投資により、産業の生態系(エコシステム)をさらに強く固め、国際供給網を主導し、機会をわれわれのものにしなければならない」と強調した。 

 文大統領は「半導体産業は国家間の競争の時代に移った」とし、「政府も半導体強国(実現)のために企業と一心同体になる。企業の努力を確実に後押しする」と強調。世界最大・最先端の半導体供給網「K半導体ベルト」の構築、税制優遇や金融支援、規制改革・インフラ拡充など、全方向からの支援を約束した。

 K半導体ベルトは、ソウル近郊・京畿道の板橋から器興、華城、平沢、忠清南道・温陽へと南北につながる西側、京畿道・利川、忠清北道・清州の東側が京畿道・竜仁で連結し、「K字型」になっている。半導体の製造、素材・部品・装備(装置や設備)、先端装置、設計などをひっくるめた半導体製造インフラを整備する。

 文大統領は「半導体を国家革新戦略技術に指定し、技術投資に対する税制支援を最大6倍まで拡大し、研究開発投資には最大50%の税を控除する」とし、「また1兆ウォン(約970億円)以上の特別金融支援プログラムを稼動させ、技術投資に低利での資金支援をする」と紹介した。 

 また「今後10年間、半導体分野の有能な人材3万6000人を養成し、次世代パワー半導体、人工知能(AI)半導体、先端センサーなど成長の可能性が高い重要技術の開発に努める」と説明した。

 文大統領は平沢の半導体生産団地を「韓国の半導体産業の未来が開かれる場所」とし、政府も協力してグローバル半導体競争で勝利すると述べた。

yugiri@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。