韓国・済州市 海洋放出巡り友好交流の日本4市に協力呼びかけ
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2021.05.14 14:04
【済州聯合ニュース】日本政府が東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出を決定したことを巡り、韓国南部の済州市は14日、友好交流関係にある日本の4市に書簡を送ったと明らかにした。この決定に対する懸念を伝えるとともに、日本政府が再考するよう力添えを求めた。
書簡の送り先は和歌山市と兵庫県三田市、大分県別府市、東京都荒川区だという。
安東佑(アン・ドンウ)済州市長は「海洋放出の決定を聞いて残念な思いを禁じ得なかった」としながら、「放出されれば済州の漁業者だけでなく日本の漁業者、そして世界の海洋生態にも衝撃が及ぶだろう」と懸念を示した。
日本政府が周辺国と十分に話し合った上で透明な情報公開、検証手続きを踏むことを提案。また、「放出ではない、代案を深く議論しなければならない」と強調した。4市に対しては、「日本政府に賢明な判断を促す際に積極的に協力、参加してほしい」と呼び掛けた。
mgk1202@yna.co.kr