元サッカー韓国代表の柳想鉄氏死去 FIFAや韓日のクラブが哀悼の意
【ソウル聯合ニュース】元サッカー韓国代表で日本の横浜F・マリノスなどでも活躍したプロサッカー・Kリーグ仁川元監督の柳想鉄(ユ・サンチョル)氏が7日、すい臓がんのため49歳で死去し、サッカー界は悲しみに包まれた。
国際サッカー連盟(FIFA)は7日午後、ツイッターのワールドカップ(W杯)公式アカウントに柳氏の現役時代の写真を添えた追悼メッセージを掲載。「2002年のW杯韓日大会で韓国の4強入りに重要な役割を果たした」と故人をたたえながら、遺族らに哀悼の意を伝えた。
国内外のプロサッカークラブも続々とメッセージを寄せた。
柳氏が最後に監督を務めたKリーグの仁川はインスタグラムで「あなたの情熱を永遠に忘れません。ありがとうございます」と感謝を伝え、11~12年に柳氏が監督に就いた大田は「故人の冥福をお祈りします」と書き込んだ。Kリーグの他クラブも、大韓サッカー協会の投稿にコメントを寄せる形で追悼の意を示した。
柳氏が1999~2000年、03~04年に選手として活躍した横浜F・マリノスはツイッターで、「昨年のホーム開幕戦で日産スタジアムに凱旋(がいせん)した際の『また皆さんとお会いしたい』という約束を実現できず残念です」と悲しみを表し、冥福を祈った。
横浜のサポーターらは柳氏の闘病が伝えられた後、韓国語で励ましのメッセージを記した横断幕を出して力づけた。柳氏は昨年2月、ホームスタジアムの日産スタジアムを訪れ、サポーターに感謝を伝えていた。
韓国代表チームで苦楽を共にした友人、サッカー界の後輩たちも死を悼んだ。元韓国代表の金秉址(キム・ビョンジ)大韓サッカー協会副会長は、インスタグラムに「韓国サッカーのための彼の献身と努力に感謝と敬意を表します」と書き込んだ。
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