韓国最大野党の支持率　過去最高に迫る＝「３０代新代表」効果か

【ソウル聯合ニュース】韓国の世論調査会社、リアルメーターが１４日に発表した政党支持率で最大野党「国民の力」が前週より１．１ポイント上昇した３９．１％となり、４月第１週に記録した最高（３９．４％）に迫った。与党「共に民主党」は０．５ポイント下落した２９．２％となり、両党の支持率の差は９．９ポイントに広がった。

　このほか、「国民の党」は６．７％、「開かれた民主党」は６．０％、「正義党」は３．９％などだった。

　国民の力の支持率は共に民主党の支持者が多い４０代で大幅に上昇したことが目立つ。４０代の国民の力の支持率は４．４ポイント上がった３０．７％、共に民主党は１１．１ポイント下がった３６．７％となった。

　リアルメーター関係者は国民の力の党大会で新たな代表に国会議員の経験がない３６歳の李俊錫（イ・ジュンソク）氏が選出されたことに加え、次期大統領選の野党陣営の有力候補とされる尹錫悦（ユン・ソギョル）前検事総長が公開活動を開始したことで「党大会の効果が最高潮に達した」と分析した。

　一方、文在寅（ムン・ジェイン）大統領の支持率は前週より０．２ポイント上昇した３８．５％となった。不支持率は０．３ポイント下落の５７．６％だった。

　調査はニュース専門テレビ局ＹＴＮの依頼を受け、７～１１日に全国の１８歳以上の計２５１２人を対象に実施された。

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