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韓国のEV競争力世界5位 自動運転導入レベル7位=中銀報告書

記事一覧 2021.06.14 17:08

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が14日に公開した報告書によると、韓国の電気自動車(EV)関連の競争力は世界5位で、自動運転の導入レベルは世界7位と分析された。

ソウル市内の水素ステーション(資料写真)=(聯合ニュース)

ソウル市内の水素ステーション(資料写真)=(聯合ニュース)

 また韓国銀行は、従来型の自動車市場の成長は停滞する一方、ICT(情報通信技術)などと融合した次世代自動車の市場は成長が速いと見通した。

 資料を分析した結果、次世代自動車に関連した産業の年平均市場成長率は▼EVが31%(2020~30年)▼自動運転が40%(20~2035年)▼カーシェアリングが18%(16~30年)▼コネクテッドカー(つながる車)が18%(19~25年)――と推定される。

 EVの競争力を示す電気自動車指数(EVI)では、2020年の韓国は中国、ドイツ、米国、日本に次ぐ5位。自動運転・インフラ導入準備指数は20年現在7位、導入レベルは米国の95%程度となっている。

 韓国銀行は今後、EVなどが普及することにより、鉄鋼や石油など内燃機関自動車関連産業の成長速度は鈍化し、充電ステーションなどのEV関連産業や新たな物流産業が主力産業に成長する可能性が高いと分析した。

 韓国銀行は報告書で、産業間の境界が消えて革新が進み、今後10年の変化はこれまでの10年よりもはるかに躍動的になるとし、政策当局に向け、技術・産業間の融合によるシナジー効果を最大化し、市場を先行獲得することができるよう、社会が変化を円滑に受け入れるための制度や政策を用意する必要があると提言した。

yugiri@yna.co.kr

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