金正恩氏が党中央委総会を主宰 「食糧事情が逼迫」対策指示
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2021.06.16 08:46
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の主宰で15日に党中央委員会総会が開会し、食糧問題について議論したほか、国際情勢への対応方向を決める方針だと報じた。
通信によると、金正恩氏は食糧難や新型コロナウイルスへの対応、反社会主義の克服などに言及。「昨年の台風被害で人民の食糧事情が逼迫(ひっぱく)している」として対策を指示した。新型コロナウイルスへの対応を巡っては、「非常防疫状況の長期化は人民の衣食住を保障するための闘争の長期化」だとして、「経済指導機関は非常防疫という不利な環境の中、それに見合う経済事業を組織」するよう求めた。
対米・対韓政策については言及しなかったが、総会の案件として「現在の国際情勢に対する分析と党の対応方向に関する問題」に言及しており、今後、議論が行われるとみられる。
通信は「総会は続く」とし、総会が16日にも開かれることを明らかにした。
kimchiboxs@yna.co.kr
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