韓国最大野党の支持率３９．７％　過去最高更新

【ソウル聯合ニュース】韓国の世論調査会社、リアルメーターが２１日に発表した政党支持率で最大野党「国民の力」が前週より０．６ポイント上昇した３９．７％となり、党発足後最高を更新した。与党「共に民主党」は０．２ポイント上がった２９．４％で、両党の支持率の差は１０．３ポイントに広がった。

　このほか、「国民の党」は６．７％、「開かれた民主党」は５．７％、「正義党」は３．５％などだった。

　国民の力の支持率は３週連続で上昇し、最高を記録した。これまでの最高はソウル・釜山市長選が実施された４月第１週の３９．４％だった。

　リアルメーター関係者は、国民の力の支持率上昇について、李俊錫（イ・ジュンソク）新代表（３６）への期待感が後押ししたが、党事務総長の人選、手術室への監視カメラ設置を巡る議論などが影響し、最終的には４０％を超えなかったと分析した。李氏は手術室への監視カメラ設置に否定的な考えを示した。

　一方、文在寅（ムン・ジェイン）大統領の支持率は前週より１．１ポイント上昇した３９．６％となった。不支持率は０．９ポイント下落の５６．７％。リアルメーター関係者は文大統領の支持率上昇について、欧州歴訪と主要７カ国（Ｇ７）首脳会議出席など、外交活動による効果だと分析した。

　調査はニュース専門テレビ局ＹＴＮの依頼を受け、１４～１８日に全国の１８歳以上の計２５１４人を対象に実施された。

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