韓国最大野党代表「歴史問題は互いに謙虚な姿勢で」 日本大使と面会
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2021.07.08 18:05
【ソウル聯合ニュース】韓国の保守系最大野党「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)代表は8日、相星孝一・駐韓日本大使と面会し、「近い隣国として今後、韓日関係で協力しなければならない部分が多い」とし、「今まで両国間の歴史問題などについて多少意見が集約されない部分があったとすれば、(今後は)互いに謙虚な姿勢で意見を合わせられるように努力していければと思う」と話した。
先月、同党の代表に就任した李氏は主要国の大使と相次ぎ面会しており、今月6日にラプソン米大使代理と面会したほか、近日中にケイ海明・中国大使と面会する予定だ。
李氏は「経済や防疫で、状況に応じて両国が互いに助け合い、緊密に協力していければ」と話した。
また「国民の力」も日本や日本の政党との交流を加速できるようにすると伝えた。その上で、「もし日本でも政治にビジョンを持っている若い世代がいれば大使館側で積極的に交流できるように協力してほしい」とし、「両国間の誤解のようなものが人の交流により解消されることがある。長期的な視野で両国や両国の政党が協力関係を早期に構築することが望ましい」と指摘した。
相星氏は李氏の就任に祝意を伝え、韓国と日本は主要な隣国であり、韓日、韓米日の関係はこの地域の平和と安全において大切な関係だと考えると応じた。
また来年3月の大統領選挙の準備などで多忙だと思われるが、今後も韓日関係に関心を持ち続けてほしいと要請した。
日本政府が東京電力福島第1原子力発電所の処理済み汚染水の海洋放出を決定したことについては取り上げられなかったという。
yugiri@yna.co.kr