韓国与党幹部 日本の独島領有権主張に警告
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2021.07.14 11:15
【ソウル聯合ニュース】韓国の革新系与党「共に民主党」で国会運営を取り仕切る尹昊重(ユン・ホジュン)院内代表は14日の党最高委員会議で、日本政府が独島の領有権を主張していることについて、「東京五輪を控えるなか、日本がまた独島挑発を敢行した」として、「政治行為を禁じる五輪を独島領有権主張の場として悪用すれば両国関係は破局を免れない」と警告した。
日本が東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の公式ホームページの日本地図に独島を表示したのに続き、13日に発表した防衛白書で独島を「竹島」として表記した問題を指摘したものだ。
尹氏は「両国は五輪を関係改善の契機にし、韓日首脳会談の開催まで協議してきたが、真心を込めて用意したお膳をひっくり返された」とし 、「独島に対する強迫的な執着による敗着」と指摘した。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」に含まれている長崎市の端島炭坑(軍艦島)であった朝鮮半島出身者の強制労働を巡り、その歴史を紹介するとした約束を日本が履行していないことにも言及。「世界遺産委員会が強い遺憾の意を表した」として、「正常な国ではあり得ないことだ。恥を知るべきだ」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr
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