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韓国の新規コロナ感染者 過去3番目に多い1536人=首都圏以外にも拡大

記事一覧 2021.07.16 10:43

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は16日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1536人増え、累計17万5046人になったと発表した。市中感染が1476人、海外からの入国者の感染が60人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(1600人)より64人減り、3日ぶりに1600人を下回ったが、過去3番目の多さとなった。新規感染者が1000人を超えるのは10日間連続。

新型コロナウイルスの臨時検査所で配られた日傘を差して順番を待つ人たち(資料写真)=(聯合ニュース)

新型コロナウイルスの臨時検査所で配られた日傘を差して順番を待つ人たち(資料写真)=(聯合ニュース)

 新規感染者数はやや減少したが、首都圏を中心とする感染の勢いが首都圏以外にも広がりつつあるのに加え、本格的な夏休みシーズンを迎えて人の移動が大幅に増え、感染者数の規模がさらに拡大する恐れがある。

 政府は首都圏で私的な集まりを昼間は4人まで、午後6時以降は2人までに制限したのに続き、首都圏以外でも5人以上の集まりを禁じる措置を取る方針だ。金富謙(キム・ブギョム)首相はこの日の中央災難(災害)安全対策本部の会議で、感染者の増加が続く場合は首都圏以外の地域でも午後6時以降の集まりの人数を制限せざるを得ないと強調した。

 新たに確認された市中感染者1476人を地域別にみると、ソウル市が564人、京畿道が448人、仁川市が95人で、首都圏が計1107人と全体の75.0%を占めた。

 首都圏以外の地域では、慶尚南道が79人、釜山市と大田市がそれぞれ49人、忠清南道が38人、大邱市が32人、江原道が27人、光州市が23人、蔚山市が14人、忠清北道が13人、全羅北道が12人、慶尚北道が10人、済州道が9人、世宗市と全羅南道がそれぞれ7人の計369人(25.0%)だった。首都圏以外の市中感染者の割合は、今月9日から8日連続で20%を超えた。

 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは60人だった。このうち34人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの26人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

 死者は前日から1人増えて計2051人となった。韓国国内の平均致死率は1.17%。重篤・重症患者は前日より4人多い171人となっている。

 15日の検査件数は4万8128件で、前の日に比べ3469件少なかった。

ynhrm@yna.co.kr

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