サムスントップ来月仮釈放か 法務部「明らかにできない」=韓国
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2021.07.21 17:21
【ソウル聯合ニュース】韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)氏らへの贈賄罪などで服役中のサムスングループ経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が、光復節(8月15日、日本植民地からの解放記念日)を迎えるにあたり仮釈放される可能性が取り沙汰されている。
法曹界によると、法務部は先ごろ、全国の矯正施設から仮釈放予備審査対象者の名簿の提出を受けた。8月初めに開かれる仮釈放審査委員会を経て、最終的な仮釈放対象者が決まる。
ソウル拘置所が提出した名簿に李氏が含まれているという話が出回り、仮釈放されるのではないかとの見方が少なくない。
李氏は今年1月に差し戻し控訴審で懲役2年6カ月の実刑判決を受け、服役している。8月になれば刑期の6割を終えて仮釈放の対象になり得る。
これまで政界でも李氏の仮釈放の可能性が取り沙汰されてきた。大統領固有の権限である特別赦免よりも法務部長官に決定権がある仮釈放が政権の負担を軽減できるとの見方も出ている。
与党「共に民主党」の宋永吉(ソン・ヨンギル)代表は20日に京畿道・華城のサムスン電子の事業所を訪問した際に「李副会長が8月になれば刑期の6割を終えて仮釈放の対象になり得る。半導体産業の要求、国民情緒などを(法務部が)考慮しているようだ」と語った。
しかし、法務部は仮釈放予備審査対象者に李氏が含まれたかどうかについて公開できないとの立場だ。同部関係者は、対象者名簿に李氏の名があるかどうかは「個人情報に該当するため明らかにできない」と述べた。
hjc@yna.co.kr
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