日本の軍艦島説明に「強い遺憾」 改善を要求=ユネスコ
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2021.07.22 21:59
【東京聯合ニュース】国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は22日、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」に登録されている長崎市の端島(通称・軍艦島)について、戦時徴用された朝鮮半島出身者に関する日本政府の説明は不十分だとし、「強い遺憾」を表明する決議を採択した。産業革命遺産を紹介するために日本政府が昨年開設した「産業遺産情報センター」などを念頭に日本の朝鮮半島出身の労働者を巡る説明が十分でないと指摘した上で改善を求めた。日本メディアが報じた。
決議は、産業遺産情報センターの展示について、全体像を伝えておらず、朝鮮半島出身の労働者が本人の意志に反して過酷な強制労働をさせられたことが理解できるようになっていないと指摘した。
日本政府は2015年7月、徴用被害者を記憶するための展示施設を設けることを国際社会に約束し、軍艦島を含む23施設が世界遺産に登録された。
だが産業遺産情報センターには、日本の産業化の成果を自画自賛し、強制徴用の被害そのものを否定する証言と資料を展示した。
sarangni@yna.co.kr