韓国統一部「政府は吸収統一を目指さない」 野党代表の発言に反発
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2021.07.23 13:30
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部のチャ・ドクチョル副報道官は23日の定例会見で、保守系最大野党「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)代表が南北統一を巡り「平和的な吸収統一」に言及したことに対し、「韓国政府は吸収統一を目指していない」と言明した。
チャ氏は、政府は1989年に当時の盧泰愚(ノ・テウ)政権が発表した「民族共同体統一案」を正式な統一案として継承していると説明。その上で、「南北が互いの体制を尊重しながら、交流と協力を活性化させて敵対心と不信を解消し、合意に基づいて平和統一へと至る漸進的で段階的なアプローチを追求している」と述べた。
李氏は先ごろテレビで放送された与野党代表の討論で、統一部廃止の必要性に重ねて言及しながら、「私は平和的な吸収統一論者だ」と述べていた。
tnak51@yna.co.kr