米国務副長官 北朝鮮と建設的方向に進むこと期待
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2021.07.23 15:12
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官とシャーマン米国務副長官は23日、ソウルの同部庁舎で韓米外務次官戦略対話を行った。シャーマン氏は戦略対話後に行った記者会見で、「われわれは北朝鮮に対話を提案しており、答えを待っている」として、「北朝鮮と信頼し合い予測可能で建設的な方向に進むことを期待している」と述べた。
また、「パンデミックと食糧安保問題で困難な状況に直面している北朝鮮の住民のことは残念」とし、「北朝鮮の住民のため、より良い結果だけを望んでいる」と述べた。
その上で、25~26日に中国を訪問し、北朝鮮問題について議論するとして、「確かに中国は(北朝鮮問題について)理解と考えがある」とし、「朝鮮半島の完全な非核化は確実な(米中の)協力分野」との考えを示した。
崔氏は「朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和定着という目標の実質的な進展のためには北との早期の対話再開に向けた(韓米)両国の協力が必要との認識で一致した」と明らかにした。
北朝鮮との対話再開に向けた取り組みに関しては、「コロナの時期であるため、北の返事を粘り強く待ちたい」とし、「待つ間、韓米がさまざまなルートを通じ連携する部分をつくっているため、北の速やかな返事を期待する」と表明。「北を対話に引き出すために中国の役割が極めて重要だ」と述べた。
シャーマン氏は次回の韓米日の外務次官協議に関し、「秋に開くことにし、おそらくワシントンで会うと思う」と述べた。同協議については、「中国と北朝鮮に関連し、(3カ国が)成果を出していることに感謝している」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr