韓国外相 来週ASEAN関連会議に出席=対北朝鮮で支持要請へ
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2021.07.29 16:34
【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部は29日、同部の鄭義溶(チョン・ウィヨン)長官が来週に開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会議に出席すると発表した。
8月3日に韓国・ASEAN外相会議とASEANプラス3(韓中日)外相会議、4日に東アジア首脳会議(EAS)外相会議、6日にASEAN地域フォーラム(ARF)外相会議が開催される。
新型コロナウイルスの影響で昨年に続き、今回もオンライン形式で行われる。
最も関心を集める会議は北朝鮮が参加する唯一の域内の多国間協議であるARFで、韓国やASEAN、米国、中国、日本、欧州連合(EU)など27カ国・地域が加盟している。
今回の会議への北朝鮮の参加は確認されていないが、先月の準備会議に安光日(アン・グァンイル)駐ASEAN代表部大使兼インドネシア大使が出席しており、外相会議にも参加するとみられる。
過去には韓国と北朝鮮の代表がARFで顔を合わせる場面もあったが、今回はオンライン形式で開かれるため接触する機会はない。
鄭氏は一連の会議で朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和定着の実質的な進展を実現するための取り組みを説明し、参加国の支持を要請する。今月27日に北朝鮮との通信連絡線が復旧したことについても説明する。
韓国・ASEAN外相会議では文在寅(ムン・ジェイン)政権が掲げる「新南方政策」の推進による成果を確認し、協力強化策を模索する。ASEANプラス3外相会議では新型コロナウイルス対応や実質的な経済回復策を重点的に議論する。
外交部は「ASEANとの協力を続けるとともに、新型コロナウイルスの早期克服と経済回復に向けた協力強化策を説明する一方、域内の平和と安定を強調する」と明らかにした。
kimchiboxs@yna.co.kr
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