韓国外相 ASEAN会議で南北回線復旧を説明・対話意志表明
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2021.08.05 15:56
【ソウル聯合ニュース】韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は4日、オンライン開催された東アジア首脳会議(EAS)外相会議で、北朝鮮との通信連絡線の復旧など朝鮮半島情勢の進展状況を説明した。外交部が5日明らかにした。
鄭氏は米国など国際社会と緊密に協力し、北朝鮮との対話再開を目指す方針を表明して支持を要請した。参加国は非核化と恒久的な平和達成に向けた対話の重要性で一致した。
また、南シナ海での平和と安定の維持が極めて重要な問題だと表明。国連海洋法条約(UNCLOS)をはじめとする国際法を尊重し、航行と上空飛行の自由を保障しなければならないと強調した。その上で、紛争の平和的な解決に取り組み、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)による南シナ海行動規範の策定交渉の進展に期待を示し、南シナ海に関する韓国の従来の立場を改めて明らかにした。
ミャンマー問題を巡っては、民主主義の回復と拘束者の早期解放を促し、問題解決に向けASEANが建設的な役割を果たすよう呼び掛けた。
EASは域内の主な政治・安全保障課題を話し合う枠組みで、2005年に発足した。ASEAN加盟10カ国と韓国、日本、中国、米国、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド、インドの18カ国が参加している。
鄭氏は6日には北朝鮮も加わるASEAN地域フォーラム(ARF)外相会議に出席する。
kimchiboxs@yna.co.kr