コロナ防疫レベル延長 首都圏の集まり接種者含め6人まで=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることを受け、政府は6日から10月3日まで引き続き、感染防止策「社会的距離の確保」のレベルを首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)は最も高い第4段階、首都圏以外の地域については原則第3段階とする。
ただ、感染対策の長期化による疲労感が高まっており、ワクチン接種も進んでいることから、防疫措置を一部緩和する。第4段階の対象地域では6日から、飲食店・カフェの店内営業時間を従来の午後9時までから午後10時までに延ばす。飲食店やカフェでの私的な集まりはワクチン接種完了者を含め6人までとする。第3段階の地域では、不特定多数が利用する施設全てで接種完了者を含め最大8人の集まりを認める。
◇ワクチンインセンティブ拡大 第4段階で最大6人の集まり可能に
社会的距離確保のレベル延長により、首都圏など第4段階が適用される地域では5人以上の私的な集まりの禁止措置が維持され、午後6時以降は集まりの人数が2人までに制限される。
政府はただ、ワクチン接種のインセンティブを拡大し、第4段階であっても飲食店やカフェ、家庭内では接種完了者を含め最大6人の集まりを認める。昼間の時間帯は接種完了者2人、午後6時以降は4人まで集まりに加われるようになる。
秋夕(中秋節、今年は9月21日)を含む1週間(9月17~23日)は、家庭内で最大8人の家族の集まりが可能になる。これも同様に接種完了者を人数に追加する形で、2回接種のワクチンを1回しか接種していない人や未接種者だけの場合は4人までしか集まれない。
第3段階の地域では、私的な集まりは原則として4人までとなる。ただし、接種完了者を1~4人含めて最大8人まで集まれる。
飲食店とカフェの営業時間も延長された。第4段階の対象地域ではこれまでより1時間長い午後10時まで店内営業が可能になり、それ以降は持ち帰りやデリバリーのみの営業となる。
第3、第4段階地域の結婚式と葬儀には49人まで参列できる。ただし、食事を提供しない結婚式は最大99人の参列が可能だ。
◇首都圏のクラブなどは引き続き営業停止
このほかの防疫規則は従来通り維持される。第4段階が適用されている地域では、遊興施設に分類される接待を伴う飲食店、クラブなどは引き続き営業停止となる。カラオケボックス、屋内スポーツ施設、塾、インターネットカフェなどは午後10時までの営業とする。
第4段階では企業で欠かせない経営活動や公務を除き、全ての行事が禁止される。集会も1人で行うデモしか認められない。スポーツ試合は原則無観客。宿泊施設は客室の3分の2のみの営業となる。宗教施設のうち、収容人数101人以上の大型施設では定員の10%以内、最大99人まで入れられる。
第3段階の対象地域では、不特定多数が利用する施設のうち接待を伴う飲食店やクラブ、カラオケボックスは午後10時まで営業できる。映画館や商店・スーパー・百貨店、塾、屋内スポーツ施設などは営業時間に制限がない。
宗教施設の対面での集まりは出席者が収容人数の20%以内に制限される。宿泊施設は客室の4分の3のみの営業となる。スポーツ試合の観客は屋内の場合は収容人数の20%まで、屋外は30%まで。正規の公演施設以外の施設での公演は、人数が6平方メートル当たり1人、最大2000人までに制限される。
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