韓国の北朝鮮担当高官「米朝対話が始まれば、包括的協議可能」
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2021.09.14 20:03
【ソウル聯合ニュース】外交部の魯圭悳(ノ・ギュドク)朝鮮半島平和交渉本部長は14日午後、北朝鮮問題を担当する韓米日の首席代表による東京での協議を終えて帰国し、「(北朝鮮との)信頼構築にはさまざまな段階の多様な措置があり得る。朝米(米朝)対話が始まれば、関心事について包括的に協議することができる」と述べた。
また「米国側は北側と意味ある信頼構築措置について模索する用意があるという点を確認した」と説明した。
これは米朝対話が進めば、非核化に合わせて対北朝鮮制裁の緩和などについても幅広く議論される可能性があることを示唆したものと受け止められる。
魯氏は韓米日、韓米間の協議内容について、「最近の朝鮮半島情勢の評価を共有し、今後3カ国が協力を続けていくことで一致した。北との人道的協力事業に対し首席代表間で協議を十分にし、実務レベルでの事案に対しては協議が残されている状況」と説明した。
北朝鮮による長距離巡航ミサイル試射に対する米国と日本の反応については、「基本的には両国政府が公式に出した論評程度の反応だった」とし、「今後このような状況に対し3カ国が協調しながら対応していこうと話を交わした」と伝えた。
米国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表がこの日、「非核化の進展がなくても人道的協力事業をする」と明言したことについて、北朝鮮が反応する可能性については、「基本的に北側の呼応があってこそ人道的協力事業を推進できる。今後準備が終わり次第、適切な機会に確認できるだろう」と話した。
yugiri@yna.co.kr