韓国の新規コロナ感染者2080人 過去4番目の多さ
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は15日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から2080人増え、累計27万7989人になったと発表した。市中感染が2057人、海外からの入国者の感染が23人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(1497人)より583人増え、9日以来6日ぶりに2000人を超えた。2000人を上回るのは8回目で、2080人は過去4番目の多さとなる。
ソウルなど首都圏での感染者数が1600人台半ばとなり、過去最多を記録した。感染者全体に占める首都圏の割合は80%を上回った。
防疫当局は秋夕(中秋節)連休(9月19~22日)に新型コロナウイルスの感染が首都圏から地方に拡散する懸念があるとして、対応策を模索している。
7月初旬に首都圏を中心に始まった流行の「第4波」は2カ月以上続いている。1日当たりの新規感染者数は71日連続で1000人を超えた。
新たに確認された市中感染者2057人を地域別にみると、ソウル市が804人、京畿道が688人、仁川市が164人で首都圏が計1656人と全体の80.5%を占めた。ソウルの感染者数が800人を超えるのは初めて。
首都圏以外の地域では、忠清南道が80人、釜山市が40人、大田市と忠清北道がそれぞれ37人、光州市が36人、蔚山市が31人、江原道が29人、慶尚南道が28人、大邱市が27人、慶尚北道が21人、全羅北道が16人、世宗市が8人、済州道が6人、全羅南道が5人の計401人だった。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは23人で、このうち5人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの18人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から13人増え、計2380人となった。韓国国内の平均致死率は0.86%。
重篤・重症患者は350人で、前日から10人増えた。
14日の検査件数は4万8863件で、前の日より5625件少なかった。ほかに臨時検査所での検査件数が9万6568件だった。
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