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韓国の新規コロナ感染者1943人 市中感染の約8割が首都圏

記事一覧 2021.09.16 10:32

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は16日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1943人増え、累計27万9930人になったと発表した。市中感染が1921人、海外からの入国者の感染が22人だった。

新型コロナウイルスの臨時検査所(資料写真)=(聯合ニュース)

新型コロナウイルスの臨時検査所(資料写真)=(聯合ニュース)

 1日当たりの新規感染者数は前日(2079人、訂正後)より136人少なく、2000人を下回った。前週の同じ曜日(2049人)と比べても106人少ない。

 ただ、人口が集中する首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)を中心にクラスター(感染者集団)が続出しており、感染拡大の勢いが衰えたとは見なせない。市中感染者全体に占める首都圏の割合が連日80%前後となるなか、秋夕(中秋節、今年は9月21日)連休中の人の移動により首都圏での流行が全国に広がる恐れが強まっている。

 7月初旬に首都圏を中心に始まった流行の「第4波」は2カ月以上続いている。新規感染者数は72日連続で1000人を超えた。

 新たに確認された市中感染者1921人を地域別にみると、ソウル市が717人、京畿道が652人、仁川市が137人で首都圏が計1506人と全体の78.4%を占めた。割合は前日(80.5%)をやや下回ったものの、依然として80%近い。

 首都圏以外の地域では、釜山市が56人、大邱市と忠清南道がそれぞれ47人、忠清北道が40人、大田市と江原道がそれぞれ36人、慶尚南道が32人、蔚山市と慶尚北道がそれぞれ31人、全羅北道が20人、光州市が13人、済州道が11人、全羅南道が8人、世宗市が7人の計415人だった。

 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは22人で、このうち7人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの15人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

 死者は前日から6人増え、計2386人となった。韓国国内の平均致死率は0.85%。

 重篤・重症患者は348人で、前日から2人減った。

 15日の検査件数は5万1413件で、前の日より2550件多かった。ほかに臨時検査所での検査件数が9万6189件だった。

tnak51@yna.co.kr

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