北朝鮮 今年の国連総会も大使が演説へ=南北接触は困難に
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2021.09.16 17:13
【ソウル聯合ニュース】米ニューヨークで21日から始まる国連総会の一般討論演説に北朝鮮からは金星(キム・ソン)国連大使が出席する見通しだ。昨年の国連総会は新型コロナウイルスの影響でテレビ会議方式での開催だったが、今年は各国首脳らが出席する。
韓国外交部によると、北朝鮮は一般討論演説の最終日となる27日に演説を行う。国連が10日までにまとめた演説者リストには金氏の名前が入っている。
大きな権限を持っていない北朝鮮の大使が出席するため、国連総会に合わせた韓国と北朝鮮の接触は事実上難しいとみられる。
北朝鮮は国連総会に2015年から18年まで外相が出席したが、19年からは国連大使が演説を行っている。
今年の国連総会には加盟193カ国のうち、約150カ国の首脳級が出席する見通しだ。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領も出席し、21日午後(現地時間)、14番目に演説する。鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官らが同行する。鄭氏は総会後、主要国の外相らと会談する計画だ。
17日は韓国と北朝鮮が国連に加盟してから30年となる日で、韓国政府はさまざまな記念行事を開く予定だった。だが、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、米国から勧告を受けたこともあり大規模な行事は開かないことにした。南北共同行事も予定していない。
kimchiboxs@yna.co.kr
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