韓国・サムスン電子 海外出張や対面会議などの制限緩和
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2021.10.11 11:24
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が新型コロナウイルス感染予防対策の新たな指針を発表したことが11日、分かった。これまでは韓国政府が示す基準よりも厳しい対策を取ってきたが、海外出張を各事業部内で承認できるようにし、対面での会議も再開するなど、制限を緩和した。
会社側は制限の緩和について、「役員・社員のワクチン接種率の上昇と、これに伴う社内の感染者・有症状者の減少などを考慮し、防疫措置の内容を一部変更する」と説明した。
海外出張はこれまで各事業部だけでなく経営支援室の承認を必要としたが、今後は事業部が業務上必要と判断すれば独自に承認できる。
海外渡航者についても、政府が定める隔離免除者に該当し、かつ入国1~2日目の検査で陰性が確認されれば、別途の隔離期間を経なくても出社できるようにした。
また、中止していた対面の会議と教育を再開する。会議は10人、教育は20人の上限を設けた上で実施を認める。事業場間のシャトルバスは、乗客数を定員の半分に制限して再び運行を始めた。
その一方で、全体の30%を対象にするローテーション方式の在宅勤務と、夜の会食制限はそのまま続ける。
サムスン電子が防疫措置を緩和したことにより、現代自動車やLG、SKなど主要グループも制限緩和に踏み切ると予想される。
mgk1202@yna.co.kr