対面サービス業などに不確実性 10月の物価3%台上昇も=韓国政府
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2021.10.15 14:38
【世宗聯合ニュース】韓国企画財政部は15日公表した経済動向報告書(グリーンブック)10月号で、最近の韓国経済について「輸出が堅調な中、雇用が大幅に増加した一方、対面サービス業などの不確実性が存在し続けている」と分析した。
新型コロナウイルスの流行「第4波」前だった6月号の報告書では、国内景気について「内需不振の緩和」「改善の流れ」などと記述していた。だが、7月は「不確実性が高まる可能性」を懸念し、8月から10月までは連続で不確実性が存在すると指摘した。
内需関連指標の上では、景気は依然として良好な流れをみせている。
9月のクレジットカード使用額は前年同月比8.8%増と、8カ月連続のプラスとなった。百貨店の売上高は21.9%、インターネット通販の売上高は16.8%、それぞれ増加した。
経済状況に対する消費者の心理を総合的に示す消費者心理指数(基準値100)は103.8で、前月から1.3ポイント上昇した。
韓国製乗用車の国内販売台数は33.3%減、ディスカウントストア売上高は9.5%減となったが、これを除いた全般的な消費関連指標は増加の流れを維持している。
一方、9月の就業者数は前年同月より67万1000人多かった。失業率は2.7%で0.9ポイント改善した。
9月の消費者物価指数は石油類や個人サービスの価格上昇などにより前年同月比2.5%上昇した。
企画財政部は10月の物価について、昨年10月に携帯電話料金支援策が物価を押し下げた反動が予想されるほか、原油高やウォン安による上昇圧力が強く、3%台の上昇率もあり得ると説明した。
tnak51@yna.co.kr
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