韓国の北朝鮮担当高官が米国到着 終戦宣言などの協議進展に期待
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2021.10.17 10:08
【ワシントン聯合ニュース】韓国外交部で北朝鮮問題を担当する魯圭悳(ノ・ギュドク)朝鮮半島平和交渉本部長は16日(米同部時間)、米ワシントン近郊のダレス国際空港に到着した。同氏は記者団に対し、朝鮮戦争の終戦宣言が朝鮮半島非核化のための対話再開のきっかけになり得るとの見解を示したうえで、北朝鮮問題を巡る米国との協議進展に期待感を示した。魯氏は18日に米国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表と協議するほか、19日には日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長とも会談する。
魯氏はソン・キム氏らとの協議について、「終戦宣言をはじめ、さまざまな事案について実務的なレベルでより本格的な議論ができると期待している」と述べた。そのうえで終戦宣言が北朝鮮との対話継続などに、どんな意味があるのかや何をすべきかを米政府との協議を通じて多角的に検討すると説明した。
ソン・キム氏とは先月もインドネシアで終戦宣言などについて踏み込んだ議論を行っており、今回の協議でも生産的かつ良い話し合いが行われるよう期待していると述べた。
北朝鮮を対話の場に引き出すための方策については、米国と創意的かつ多様なプランを議論している説明したうえで、人道分野での対北朝鮮協力事業については韓米共同で進めるための準備がほぼ整ったと明らかにした。
sarangni@yna.co.kr