韓米日の情報機関トップ きょうソウルで非公開会合
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2021.10.18 10:27
【ソウル聯合ニュース】韓国情報機関の国家情報院(国情院)トップの朴智元(パク・チウォン)院長と米国のヘインズ国家情報長官、日本の滝沢裕昭内閣情報官が18日、ソウルで非公開の会合を行い、北朝鮮問題などを協議する。情報消息筋が伝えた。
韓米日の情報機関トップが対面するのは5月の東京会合以来。
北朝鮮が新型ミサイルの発射実験を相次いで行い、韓米に北朝鮮に対する敵対政策の撤回を求める一方で対話の再開には応じていない中、朝鮮半島情勢に対する情報や評価を共有するとみられる。
また、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が先月の国連総会で提案した朝鮮戦争の終戦宣言をはじめ、北朝鮮を対話の場に引き出す方策についても意見交換が行われると予想される。
滝沢氏が韓国を訪れるのは岸田文雄首相の就任後初めてとなることから、日本の新たな対北朝鮮政策の基調を確認するほか3カ国間の情報協力強化策なども議論する可能性がある。
米国としては北朝鮮問題とともに、韓日との協力により効果的に中国をけん制する方策を模索することにも関心を持っているとみられる。
今月4日に南北通信連絡線が復旧して以降、米情報当局の高官が相次いで韓国を訪れている点も注目される。
米中央情報局(CIA)や連邦捜査局(FBI)など、米国の15の情報機関を統括するヘインズ氏の今回の訪韓に先立ち、15日にはCIAのバーンズ長官が韓国を訪問。文大統領を表敬訪問したほか、朴氏と面会した。
ynhrm@yna.co.kr