韓国の新規コロナ感染者１４２３人　感染者数が減少傾向

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は２４日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から１４２３人増え、累計３５万１８９９人になったと発表した。市中感染が１３９５人、海外からの入国者の感染が２８人。１日当たりの新規感染者数は前日（１５０８人）より８５人少ない。

　国内でワクチン接種が２回目まで完了した人（米ヤンセンファーマ製ワクチンの１回接種含む）は前日に７０％を超え、政府が感染対策と経済・社会活動の両立を図る「段階的な日常回復（ウィズコロナ）」への転換基準に達した。防疫当局もウィズコロナへの転換を控え、感染者数が減少傾向に転じたとみている。

　新たに確認された市中感染者１３９５人を地域別にみると、ソウル市が５１４人、京畿道が５１６人、仁川市が９９人で、首都圏が計１１２９人と全体の８０．９％を占めた。

　首都圏以外の地域では、忠清南道が６２人、忠清南道が３８人、釜山市が３２人、大邱市が３０人、慶尚南道が２６人、慶尚北道が２４人、江原道が１３人、全羅北道が１０人、全羅南道が９人、太田市、済州道がそれぞれ８人、光州市が４人、蔚山市が２人だった。

　一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは２８人だった。このうち７人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの２１人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

　死者は前日から２１人増えて計２７６６人となった。韓国国内の平均致死率は０．７９％。重篤・重症患者は３１６人で、前日から１１人減った。

　２３日の検査件数は２万３５１２件で、前の日より２万５７５件少なかった。

hjc@yna.co.kr