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韓国の新規コロナ感染者 20日ぶり2千人超=規制緩和など影響か

記事一覧 2021.10.28 10:36

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は28日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から2111人増え、累計35万8416人になったと発表した。市中感染が2095人、海外からの入国者の感染が16人。1日当たりの新規感染者数は前日(1952人)から159人増え、8日(2172人)以来20日ぶりに2000人を上回った。

ソウル市内の保健所に設置された臨時検査所に列を作る人々=27日、ソウル(聯合ニュース)

ソウル市内の保健所に設置された臨時検査所に列を作る人々=27日、ソウル(聯合ニュース)

 来月1日から新型コロナの防疫体制が「段階的な日常生活の回復(ウィズコロナ)」に移行するのを前に、18日から私的な集まりの人数制限(首都圏で8人、首都圏以外で10人まで)などの防疫規則が多少緩和された影響もあるとみられる。

 また、日常生活の回復に対する期待感から気が緩み、集まりや移動が増えた影響も反映されたと分析される。今月31日のハロウィーンでは外国人コミュニティーを中心とするイベントなどで感染が拡大する恐れがあり、当局は神経をとがらせている。

 新たに確認された市中感染者2095人を地域別にみると、ソウルが785人、京畿道が707人、仁川市が136人で、首都圏が計1628人と全体の77.7%を占めた。

 首都圏以外の地域では、大邱市が106人、忠清南道が82人、忠清北道が54人、釜山市が51人、慶尚北道が40人、慶尚南道が34人、全羅北道が41人、江原道が22人、全羅南道が12人、光州市が7人、大田市と蔚山市がそれぞれ6人、済州道が4人、世宗市が2人の計467人だった。

 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは16人だった。このうち8人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの8人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

 死者は前日から11人増えて計2808人となった。韓国国内の平均致死率は0.78%。重篤・重症患者は345人で、前日から4人増えた。

 27日の検査件数は4万9879件で、前の日より996件多かった。 

ynhrm@yna.co.kr

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