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慰安婦問題解決求める集会巡り保革の衝突再燃 制限解除で=韓国

記事一覧 2021.11.03 16:24

【ソウル聯合ニュース】韓国で今月から新型コロナウイルスの防疫体制が「段階的な日常生活の回復(ウィズコロナ)」に移行し、ソウル市内で集会・デモの人員制限が解除されたことから、旧日本軍の慰安婦問題解決を求める定例の「水曜集会」を巡る保革陣営間の衝突が再燃している。

ソウルの日本大使館前では水曜集会と保守団体の集会が同時に開かれた=3日、ソウル(聯合ニュース)

ソウルの日本大使館前では水曜集会と保守団体の集会が同時に開かれた=3日、ソウル(聯合ニュース)

 集会制限の解除後で初の水曜日となった3日、市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」が水曜集会を開いていたソウルの日本大使館前の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」付近では、水曜集会に反対する保守系団体の「自由連帯」と親日勢力の清算を主張する革新系団体の「反日行動」が神経戦を繰り広げた。

 反日行動側の若者約10人は、この日朝から「日本軍性奴隷問題の完全解決を」などと書いたプラカードを手に、拡声器で「親日反逆勢力がここを去るまで闘争を続ける」と叫び、少女像のそばを守った。

 一方の自由連帯側は、付近に拡声器を取り付けた車を止めて対抗する集会を開催。「なぜ他人の集会場所を占領しているのか」などと拡声器で叫んだ。同団体側のエリアには「慰安婦問題は詐欺」との主張を書いたプラカードを持ったユーチューバーらも続々と集まった。

 双方間のもみ合いに備え、警察は約240人を現場に配置。間に緩衝地帯を設けて双方を離した。にらみ合いが続くと、「自由連帯が届け出た集会場所の外に移動するように」と反日行動側に繰り返し呼びかけた。

 自由連帯は正義連を巡る後援金の横領、不正会計などの疑惑が浮上した昨年5月末以降、管轄の警察署で「寝ずの番」をしながら、午前0時の届け出受け付け開始と同時に集会の開催申請書を提出する方法で水曜集会の開催場所を先取りしてきた。

 これまでは新型コロナにより集会・デモの人数が制限されていたため、正義連は少女像前で記者会見の形で水曜集会を開いていたが、自由連帯が再び同所で集会を開けるようになったため、この日からはこうしたやり方ができなくなった。

 正義連はこの日、本来の場所から南西側に10メートル離れた聯合ニュースの本社前で1516回目となる水曜集会を開いた。

tnak51@yna.co.kr

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