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「少女像」周辺大荒れ 慰安婦問題解決求める集会巡り衝突激化=韓国

記事一覧 2021.11.10 17:05

【ソウル聯合ニュース】韓国市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」が旧日本軍の慰安婦問題解決を求めて開いている定例の「水曜集会」を巡り、保革陣営間の衝突が激化している。

正義連が開いた水曜集会の様子=10日、ソウル(聯合ニュース)

正義連が開いた水曜集会の様子=10日、ソウル(聯合ニュース)

 新型コロナウイルスの防疫体制が「段階的な日常生活の回復(ウィズコロナ)」に移行し、集会・デモの人員制限が解除されてから2回目の水曜日となる10日、正義連が毎週水曜集会を開いているソウルの日本大使館近くにある慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」付近では、水曜集会に反対する保守系団体の「自由連帯」と親日勢力の清算を主張する革新系団体の「反日行動」が丸1日以上にわたりにらみ合いを続けた。

 前日未明には自由連帯側が少女像前にトラックを止め、徹夜でデモを行っていた反日行動側と衝突した。両団体は警察を間に挟んでもみ合いとなり、双方が拡声器で叫ぶなどして対立した。

 前日5時40分から始まったにらみ合いは、この日午後1時を過ぎても続いている。

 前日午前6時ごろには、自由連帯の関係者が反日行動のプラカードを手で叩き、暴行容疑で現行犯逮捕されるなど大小の衝突が発生した。

 両団体の対立は、今月初めに自由連帯が水曜集会の開催場所の申請を先取りしたことから始まった。 

 自由連帯は正義連を巡る後援金の横領、不正会計などの疑惑が浮上した昨年5月末以降、管轄の警察署で「寝ずの番」をしながら、午前0時の届け出受け付け開始と同時に集会の開催申請書を提出する方法で水曜集会の開催場所を先取りしてきた。

 自由連帯側は3日、水曜集会の際に発生した少女像付近での衝突に関連し、反日行動の関係者16人を集会妨害と業務妨害の容疑で告訴した。

警察を挟んでもみ合う自由連帯と反日行動の関係者ら=9日、ソウル(聯合ニュース)

警察を挟んでもみ合う自由連帯と反日行動の関係者ら=9日、ソウル(聯合ニュース)

 このような中で正義連は10日正午から、本来の開催場所から10メートルほど離れた聯合ニュースの本社前で1517回目の水曜集会を開催。約30人が出席した集会は比較的落ち着いた雰囲気で行われた。

 少女像の撤去を求める人々は、道路の反対側で「正義連解体」などのプラカードを手にデモを行ったほか、革新系ユーチューバーが人々にインタビューを試みて騒ぎが起こったりもした。

ynhrm@yna.co.kr

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