高齢者などのワクチン追加接種 間隔を4カ月に短縮=韓国政府
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2021.11.17 10:03
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は17日、新型コロナウイルスワクチンの接種完了から追加接種(ブースターショット)までの間隔について、60歳以上の高年齢者や療養型病院の入院患者などは4カ月、50代に対しては5カ月に、それぞれ短縮することを決めた。これまでは接種完了後6カ月を迎える人を対象に接種案内を送っていた。金富謙(キム・ブギョム)首相はこの日、中央災難(災害)安全対策本部の会議で「(ワクチンの接種完了後に感染が分かる)ブレイクスルー感染を防ぐため、追加接種が急がれる」と述べ、前倒し決定を明らかにした。
金氏は「年内に追加接種を受けることになる国民は計1378万人になると予想される。当初計画していた人数の2倍を大きく超える」と説明。迅速、かつ円滑に接種を進めるため、国民に協力を求めた。
同氏は、国内で新型コロナの重篤・重症患者数が500人を超えようとする中で、重症化リスクのある高齢者の安全を守る必要があると強調した。重篤・重症患者の約82%、死者の約97%を60代以上が占めるなど、状況は深刻だという。
また、重症者の受け入れに関し、「全国的に病床の稼働率にはまだ余力があるが、首都圏だけをみると、日々持ちこたえるのも精一杯の状況だ」と述べた。
mgk1202@yna.co.kr