韓国外相「協力で立場の違い克服」 韓中日協力事務局一行と面談
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2021.11.17 18:45
【ソウル聯合ニュース】韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は17日、韓中日三国協力事務局(TCS)の欧渤セン(おう・ぼつせん)事務局長らと面談した。
TCSは韓国と中国、日本の協力推進を目指す国際機関。鄭氏は欧氏ら一行とこれまでの3カ国の協力を評価し、今後の発展方向などについて意見交換した。
鄭氏は「3カ国は隣接した国として特定の問題では意見が異なることもあるが、類似した文化的背景を共有しているだけに、着実な協力を通じて相互の差を克服し、共同繁栄に向かって進むことができる」と述べた。
また「コロナ以降の時代は国家間の協力の重要性が日ごとに増しているため、3カ国がさらに力を集めなければならない時期」とし、来年の北京冬季五輪を機に3カ国の協力が一層成長することに期待を示した。
欧氏はTCSが北東アジアの制度化された協力体の象徴としての存在を確立できるよう韓国政府の持続的な関心を要請し、安定的な供給網の確保やデジタル経済などの分野で未来指向的な協力事業を見出すために努力すると伝えた。
同事務局は3カ国の平和と共同繁栄の実現を目標とし、2011年9月に発足した。ソウルに事務局がある。各国から派遣された職員が勤務し、事務局長は各国の代表者が2年ごとに持ち回りで務めている。欧氏は今年9月に就任した。
yugiri@yna.co.kr