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日本の歴史的責任を追及した高實康稔 韓国で遺稿集発刊

記事一覧 2021.11.18 11:44

【ソウル聯合ニュース】朝鮮人の強制連行問題や被爆者問題に長年取り組んだ高實康稔氏(1939~2017)が生前に発表した論文や理事長を務めた「岡まさはる記念長崎平和資料館」の刊行物に寄せた文章、知人らによる追悼文を集めた遺稿集「揺るぎない歴史認識を」が韓国で翻訳出版された。

2015年に聯合ニュースのインタビューに応じた高實氏(資料写真)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

2015年に聯合ニュースのインタビューに応じた高實氏(資料写真)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 日本による植民地時代にソウルで生まれ、長崎大名誉教授を務めた高實氏は「歴史に責任を持つこと」を意味する「歴史倫理」を唱え、東アジアは平和のために連帯すべきだと主張した。遺稿集も日本の近現代史や現代政治に対する批判的な論調で貫かれている。

 高橋真司・元長崎大教授は追悼文で「日本の戦争犯罪を厳しく問う高實康稔は、人権と尊厳に関する繊細な感受性を持つ騎士だった」と振り返った。

ynhrm@yna.co.kr

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