韓国の新規コロナ感染者２６９９人　重症者５４９人で過去最多

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は２３日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から２６９９人増え、累計４２万９５０人になったと発表した。市中感染が２６８５人、海外からの入国者の感染が１４人だった。１日当たりの新規感染者数は前日（２８２７人）より１２８人少ないが、火曜日に発表される月曜日の感染者数としては過去最多となった。また、重篤・重症患者も５４９人で過去最多を更新した。

　新型コロナの防疫体制の「段階的な日常生活の回復（ウィズコロナ）」への移行後に防疫指標が悪化したことを受け、防疫当局は全国の新型コロナ危険度を「低い」から「高い」へと２段階引き上げた。

　また、首都圏では医療体制が限界に達していると判断して危険度を５段階中最高の「非常に高い」とし、状況がさらに悪化すればウィズコロナを中断する「非常計画」を検討する方策を議論することを決めた。

　この日新たに確認された市中感染者２６８５人を地域別にみると、ソウル市が１１６０人、京畿道が７６９人、仁川市が１２９人で、首都圏が計２０５８人と全体の７６．６％を占めた。

　首都圏以外の地域では慶尚南道が８０人、忠清南道が７７人、大田市が６８人、江原道が６６人、釜山市が５６人、光州市が５５人、慶尚北道が５１人、大邱市が５０人、全羅北道が４０人、済州道が２９人、忠清北道と全羅南道がそれぞれ２０人、世宗市が８人、蔚山市が７人の計６２７人だった。

　死者は前日から３０人増えて計３３２８人となった。韓国国内の平均致死率は０．７９％。

　２２日の検査件数は６万２３４０件で、ほかに臨時検査所での検査が１３万７２９７件だった。

ynhrm@yna.co.kr