韓国の全斗煥元大統領が死去 90歳=軍事クーデター主導
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2021.11.23 10:53
【ソウル聯合ニュース】韓国の全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領が23日午前、ソウル市内の自宅で死去した。90歳だった。全氏は1980年から88年まで韓国の大統領を務めた。
全氏は自宅で倒れ、同日午前に警察と消防に通報があった。警察が死亡を確認したという。遺体はソウル・新村のセブランス病院に搬送される予定だ。
全氏は1931年生まれ。陸軍士官学校を卒業し、軍内組織「ハナ会」をつくって出世街道を走った。79年10月26日、当時の朴正熙(パク・チョンヒ)大統領が射殺された際に合同捜査本部長となり、政権を取るため軍事クーデターの「12・12軍事反乱」を主導した。同事件で実権を握った全氏は80年の「5・18民主化運動(光州事件)」を武力で鎮圧。同年9月から88年初めまで大統領を務めた。
退任後、内乱や殺人などの罪で無期懲役を言い渡されたが、97年12月に特別赦免され、釈放された。
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