韓国野党の大統領選候補 対日関係巡り「国内政治に利用しない」
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2021.11.25 12:15
【ソウル聯合ニュース】韓国で来年3月に実施される大統領選の保守系最大野党「国民の力」候補、尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長は25日、ソウル市内で開かれたフォーラムで、「私は国内政治に外交を利用しない」として、「国民を親日、反日に分け、韓日関係を過去に縛り付ける過ちを繰り返さない」と述べた。
尹氏は、韓国は1965年の韓日国交正常化以降、日本と善隣友好関係を結ぶため努力してきたとし、これは「両国の協力が共存・共栄の道を切り開けるということを双方がよく知っていたため」と指摘。「現政権に入って韓日関係は国交正常化以降で最悪に陥った」として、「国益ではなく外交が国内政治に入ってきたためだ。未来より過去に執着したためだ」と批判した。
その上で、「私が次期政権を担えば、不信と冷笑で閉ざされた韓日関係を改善し、未来志向的な韓日関係を築いていきたい」との考えを示した。また、両国首脳によるシャトル外交を再開させるとし、「いつ、何の話でも心を開いて意思疎通できなければならない」と強調した。
歴史問題などに関しては、「いかに難しい懸案でも接点を見いだして解決していくという信頼が構築されれば歴史問題もきっと克服できる」として、「成熟した韓日のパートナー関係の新しい時代を切り開きたい」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr