韓国企業　ＢＴＳのＬＡ公演に合わせ現地マーケティングに注力

【ロサンゼルス聯合ニュース】韓国の人気グループ、ＢＴＳ（防弾少年団）の米ロサンゼルス公演に合わせ、韓国企業が「ＢＴＳマーケティング」に力を入れている。

　ＢＴＳに対する世界的な関心を自社のブランドと製品のＰＲにつなげたい考え。ＢＴＳは「Ｋ―ＰＯＰの伝道師」を超え、韓国の産業に新たな活力を呼び込んでいる。

　サムスン電子と化粧品大手のアモーレパシフィックはＢＴＳの公演が開かれるＳｏＦｉスタジアム周辺にブースを設置し、製品のＰＲとさまざまなイベントを行った。

　サムスンは人気を集めている折り畳み式スマートフォンのプロモーションを展開。先ごろ、ＢＴＳとのコラボレーション製品を発売し、公演のスポンサーも務めるアモーレパシフィックは、自社ブランド製品のサンプルや広報物などをＢＴＳのファンに配った。アモーレパシフィックの関係者は「米国でＢＴＳとのコラボ製品を発売後、売り場で早いスピードで売れている。ＡＲＭＹ（ＢＴＳのファン）の関心が高いようだ」と伝えた。

　公演会場の電光掲示板からは現代自動車やサムスンなど、韓国企業の広告が流れ続けた。

　ＢＴＳとタッグし、２月にセットメニューを発売して売り上げを大きく伸ばしたマクドナルドは会場を訪れたファンにＢＴＳのフォトカードと無料試食券を配った。

　韓国観光公社のロサンゼルス支社も韓国観光ＰＲを展開した。会場の電光掲示板を通じ、韓国ＰＲ映像を流し、ＢＴＳのミュージックビデオや写真集の撮影地などを盛り込んだ地図「ＢＴＳ聖地ツアー」などを配布した。

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