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コロナ変異株で「金融変動性高まる恐れ」 必要なら先制措置も=韓国政府

記事一覧 2021.11.29 11:26

【世宗聯合ニュース】韓国政府は29日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の広がりで金融市場の変動性が短期的に高まる恐れがあるとの見通しを示し、国内外の金融市場を24時間モニタリングして必要があれば先制的措置を取ることを決めた。企画財政部の李億遠(イ・オグォン)第1次官がこの日のマクロ経済金融点検会議で明らかにした。

「オミクロン株」の感染拡大懸念を受け、週明け29日の韓国株式市場で総合株価指数(KOSPI)は続落して始まった=29日、ソウル(聯合ニュース)

「オミクロン株」の感染拡大懸念を受け、週明け29日の韓国株式市場で総合株価指数(KOSPI)は続落して始まった=29日、ソウル(聯合ニュース)

 李氏は「新型コロナ感染拡大の衝撃に対する緩衝能力が高まった点などを考慮すると、状況をより総合的かつ慎重に見極める必要がある」と強調。新型コロナの流行の「第3波」では株価が下落し、為替レートが上昇した1~2週間後に元の水準を回復したと説明した。

 また、世界的な防疫・医療対応システムが持続的に拡充・強化され、リモート勤務やオンライン消費の拡大などで新型コロナの衝撃を緩和できる適応力も高まったと述べた。

 政府は、国内外の金融市場に対する24時間モニタリング体制を稼働させることも決めた。李氏は「金融市場や状況別の市場安定措置をより綿密に点検する一方、必要時には関係官庁とともに先制的かつ積極的に対応する」と説明した。

企画財政部の李億遠・第1次官(同部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

企画財政部の李億遠・第1次官(同部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

ynhrm@yna.co.kr

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