韓国政府 シンガポールなどとのトラベルバブル維持=隔離免除
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2021.12.02 20:09
【ソウル聯合ニュース】韓国で新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の水際対策として、3日から16日までの2週間、国籍やワクチン接種の有無に関係なく全入国者に10日間の隔離が義務付けられることに関連し、国土交通部は2日、シンガポール、サイパンと結んだ協定「トラベルバブル」は維持されると発表した。
接種完了者が隔離なしで往来することを認める同協定に基づき、これらの国からの入国者は隔離が免除される。
トラベルバブルは、新型コロナウイルスを抑制している国・地域同士が隔離なしの自由な往来を認め合う制度。韓国は6月にサイパンと10月にシンガポールと同協定を締結した。
ただ協定には、各国の感染状況によって制度を一時中止することを認める条項が盛り込まれている。
国土交通部の関係者は「サイパンは主にわが国から向かうため防疫に大きい負担はない」とし、「シンガポールは、シンガポール国民の韓国入国も多いため、防疫当局と協議をしている。トラベルバブルを中止するより、PCR検査を増やすなどの防疫措置を強化する方向で検討している」と説明した。
yugiri@yna.co.kr
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