文大統領 新型コロナ規制強化は「不可避」
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2021.12.07 11:57
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は7日の閣議で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて再び規制を強化したことについて、「不可避な措置」として、「不便でも強化された防疫方針に協力してほしい」と国民に理解を求めた。
私的な集まりの人数制限の強化、ワクチンの接種完了やPCR検査の陰性を証明する「防疫パス」の提示義務拡大などの規制強化に対し、自営業者を中心に批判の声が出ていることを踏まえた発言とみられる。とりわけ、来年2月からは塾や図書館などを利用する12~18歳の青少年にも防疫パスを適用することが決まり、保護者からの反発が強まっている。
文大統領は「ワクチンが最も効果的な防疫手段ということには異論の余地がない」としてワクチン接種の必要性を強調し、「国民の積極的な参加をあらためてお願いしたい」と訴えた。
自営業者の反発に関しては、「強化された防疫措置は自営業者の問題も考慮して決定した」として、自営業者の負担を軽減させるための支援策を検討するよう指示した。
また、「2年近くコロナと戦いながらここまで来た。トンネルの出口が見え隠れし、一つの山を越えるともう一つの山が立ちふさがる危機の連続だった」と振り返り、「また危機が訪れた。感染者、重症者、死者が増えており、オミクロン株まで加わって極めて厳しい状況い直面した」と指摘。「今後4週間が決定的に重要な時期だ。力を合わせれば十分勝てる」と強調した。
kimchiboxs@yna.co.kr
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