北京五輪の外交ボイコット検討せず 終戦宣言「最後まで努力」=文大統領
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2021.12.13 10:43
【ソウル聯合ニュース】オーストラリアを国賓訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日(現地時間)、オーストラリアの首都キャンベラでモリソン豪首相と首脳会談を行った後の共同記者会見で、来年2月の北京冬季五輪に選手団以外の外交使節団を派遣しない「外交ボイコット」に関連し「韓国政府は(ボイコットを)検討していない」と述べた。
文大統領は「北京冬季五輪に対する外交ボイコットについては、米国をはじめとするどの国からも(ボイコットに)参加するよう勧誘を受けたことはない」と説明した。
米英豪による安全保障協力の枠組み「AUKUS(オーカス)」が中国への圧力を強め、中国との摩擦を引き起こしていることについては、今回のオーストラリア訪問は中国に対する韓国の立場とはいかなる関係もないとの考えを示した。
文大統領は「韓国は米国との同盟を外交と安保の根幹としているが、経済的側面においては中国との関係も非常に重要だ。朝鮮半島の平和と安定、そして北の非核化のために中国の建設的な努力が求められる」として、韓国は米国との堅固な同盟を基盤に、中国とも調和の取れた関係を維持するよう努力していると説明した。
韓国と北朝鮮、米中が参加する朝鮮戦争の終戦宣言については「関連国である米国と中国、そして北が全て原則的に賛成の立場を示した」と述べる一方、北朝鮮が米国の対北敵対政策を根本的に撤回することを前提条件として求めており、まだ対話に入れていないと明らかにした。
続けて、南北間と米朝間の対話が速やかに再開されるよう努力するとして、「われわれ政府は最後までできるだけ対話を通じてアプローチするよう努力していく」と強調した。
ynhrm@yna.co.kr