オミクロン株の主流化は「既成事実」 総力対応指示=文大統領
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2022.01.20 16:43
【カイロ聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は20日、訪問先のエジプトで、韓国内で新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大が急速に進んでいることについて、「わが国もオミクロン株が主流になることが既成事実化した」として、オミクロン株の対応体制に迅速に転換し、政府が総力を挙げて対応するよう指示した。韓国青瓦台(大統領府)の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官が伝えた。
新型コロナの感染者が急増する可能性に備え、先手の対応を強調したものとみられる。
韓国当局が20日に発表した新型コロナの新規感染者数は6603人だった。防疫措置の強化やワクチンの3回目接種の増加で3000~4000人台に減っていた新規感染者数は19日に5000人を上回り、この日は昨年12月24日以来、27日ぶりに6000人を超えた。感染力の強いオミクロン株が大流行する兆しをみせている。
文大統領は韓国で新型コロナの感染者が初めて確認されてから丸2年となることに触れ、「困難を共に克服してきた国民と医療陣に感謝の気持ちを伝えたい」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr
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