サムスン電子 メモリー事業部に基本給300%支給へ=半導体世界1位けん引で
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2022.01.26 17:03
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子は26日、昨年の半導体売上高で世界1位達成に寄与したメモリー事業部の従業員に基本給の300%のインセンティブを支給すると発表した。同社の慶桂顕(キョン・ゲヒョン)社長兼デバイスソリューション(DS)部門長が、この日開かれた1~3月期の経営方針説明会で明らかにした。
サムスン電子は昨年、半導体事業で計94兆ウォン(約8兆9500億円)から95兆ウォンの売上高を記録したと推定される。これにより同社は昨年、半導体売上高で米インテルを抑えて3年ぶりに世界1位となったとみられる。
メモリー事業部のほか、同事業部の好業績を支えた関連部署にも200%のインセンティブが支給されるという。ただし、ファウンドリー(半導体受託生産)事業部とシステムLSI(大規模集積回路)事業部は支給対象から外された。
慶氏は、従業員が要請した育児休職の拡大や自己啓発休職の導入、未婚者に対する福利厚生制度の改善、在宅勤務の活性化などを労使協議会、労組と協議して改善していくと説明した。
これに先立ちサムスン電子は先月、グループ各社の従業員に基本給の最大200%の特別激励金を支給した。メモリー事業部の従業員は、この日発表された分と合わせて計500%分のインセンティブを受け取ることになる。
ynhrm@yna.co.kr