オミクロン株への対応 「方針決定の迅速化必要」=文大統領
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2022.01.26 20:44
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日に主宰した「オミクロン対応点検会議」で、新型コロナウイルスの感染者が急増している状況に関連し、新型コロナへの対応に関する評価や、「K(韓国)防疫」の成果は新たな変異株「オミクロン株」への対応にかかっているとし、「オミクロン株への対応方針の意思決定の速度を速くする必要がある」と指摘した。
青瓦台(大統領府)の朴洙賢(パク・スヒョン)国民疎通首席秘書官が会見で伝えた。オミクロン株が主流になり感染者が急増したことで、国民の間に不安が広がっていることを受け、文大統領が旧正月(今年は2月1日)連休を控えた対応状況を確認したという。
文大統領はアラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、エジプトの3カ国歴訪を終え、22日に帰国。防疫当局の指針に従い、25日まで在宅勤務をし、この日執務室での業務を再開した。同会議は帰国後の最初の公開日程となった。
文大統領は、病床確保で成果があったがオミクロン株の拡大状況に応じて対応していく必要があるとし、「特に子どものための病床を十分に拡充しなければならない」と強調した。
また、感染の有無の結果が短時間でわかる抗原検査キットの生産量も現時点では十分だと思われるが、供給体制に問題が生じないようあらかじめ細やかに気を配る必要があるなどと指示した。
yugiri@yna.co.kr
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